特定非営利活動法人 日本防火技術者協会

日本防火技術者協会は、SFPEの日本支部です

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2022年07月20日

防火研修会 奈良市内で見学会を開催しました

7月1日(金)に竣工建物の見学会を催しました。参加者は30名でした。
日本防火技術者協会としては、2020年2月に開催した“定期総会+防火研修会”以来久々の対面での研修会です。

見学建物の概要
建物名称  みらい価値共創センタ-“コトクリエ”
場  所  奈良市
開  所  2021年10月
基本設計  小堀哲夫建築設計事務所
設計・施工 大和ハウス工業、フジタ

同施設は全館避難安全検証の大臣認定を取得した建物です。防災設計業務は元日本防火技術者協会理事の故山田茂氏(フジタ)よるものです。
研修会においては、コトクリエガイドツア-による施設見学と、その後に建物の概要と革新的な環境技術及び防災設計の内容についての説明が行われました。

2022年04月06日

SFPE性能基準と性能設計に関する国際会議(オンライン)報告

SFPEの性能設計に関する国際会議が3月23日から25日にオンラインで開催されました。オンラインという参加の容易さから、参加者は200名を上回りました。プレゼンはすべて事前録画で、質疑はチャット形式という形ではありましたが、各国の性能設計の状況を理解するには良い機会であったと思います。発表のテーマは、各国の性能設計の歴史的評価とこれからの展望、性能設計のツールやモデリング、CLTや積層材による大規模木造、環境問題と防火設計など今日的なものが多く取り上げられていました。
日本からは、会員有志が歴史的な建造物の木構造による増改築がテーマのケーススタディに参加しました。日本で最近法改正された規模、立地、用途をベースとした耐火性能に関する考え方や、中規模木造に関する性能設計法などを取り入れた案を提示しました。ほかの参加5か国に対して設計としての完成度が高い提案でした。この内容は後日防火研修会などでご紹介します。
次回は今年の本来の開催予定地であったコペンハーゲンで2024年に開催されます。

2022年02月17日

2022年の総会が2月4日にオンラインで開催されました

日本防火技術者協会2022年の総会が、30名弱の参加により、2月4日にオンラインで開催されました。委任状を含んだ参加者数は過半を超え、総会は成立しました。
冒頭に理事長からの挨拶があり、昨年、日本火災学会から協会の活動を「今日的な防火上の課題解決に向けた一連の社会貢献活動」として評価いただき、令和3年度日本火災学会業績賞を受賞したことの報告がありました。また、コロナ下で対面での活動に制約がある中、
昨年はオンラインの防火研修会を定期的に開催し、以前にない多くの参加者があったこと、
引き続き今年も積極的に行っていく方針が示されました。またSFPEの日本支部として国際交流や、国際シンポジウムに積極的に参加していくとのことです。
 総会議案の2021年度の活動方針と決算、2022年度の活動予定と予算について説明、審議頂き、いずれの議案も可決されました。コロナ下でもあり、デジタルトランスフォーメーションが積極的に推進される社会を迎え、ホームページからの発信などを積極的に進め、必要な額を予算配分していくという方針が理事長から示されました。
 総会の最後には、昨年、JAFPE防火技術者の認定を受けた清家萌さんへの認定証の授与式を行いました。
 総会に引き続き、火災学会からの受賞の際にも大きな評価をいただいたワーキンググループ活動の紹介を行いました。高齢者福祉施設の火災安全、カプセルホテルの火災安全、エレベーター利用避難、防火技術者のあり方の4つのワーキンググループの活動について報告し、ご意見を頂きました。
 

2022年01月28日

会員専用ペ-ジに防火研修会資料を掲載

2022年1月より会員専用ページに防火研修会の資料を掲載し、会員の皆様に広くご活用いただけるようにいたしました。
昨年9月開催のオンライン研修会『二炭素消火設備による事故防止に向けて』の資料を掲載しました。引き続き昨年の7月と8月の2回に渡り開催いたしましたオンライン研修会『リスク基盤の火災安全性能検証』の資料を掲載する予定です。

防火研修会『リスク基盤の火災安全性能検証』の概要
講師:京都大学名誉教授田中哮義先生
<リスク基盤の耐火性能検証>
建物空間の火災荷重密度は確率的に分布する量であるが、性能的耐火設計においてその1つの値をとって設計火災荷重密度とすると、実際の火災荷重密度が設計値を超過して建物が崩壊する確率が残る。では設計火災荷重密度の値をどう取るべきかについて、火災による建物の崩壊リスクの制御の観点から論じている。
<リスク基盤の避難安全検証>
性能的避難安全設計においては、設計火源と想定する火災シナリオによって安全性の評価が別れる。これらの設定の仕方によって避難安全設計が過度に厳しくもなり緩くもなる。では妥当なレベルの避難安全設計のためには、その設計火源の値と想定火災シナリオどう選択すべきかについて、避難リスクの観点に基づいて論じている。

2022年01月06日

SFPEアジアオセアニア地区情報交流会のお知らせ

SFPEのアジアオセアニア地区の支部間では、今まで定期的に情報交換会
を行ってきましたが、ここ数年はしばらく開催されませんでした。
現在日本支部主催でこのイベントをオンラインで再開しようと企画しています。
海外の防火技術の動向を知る良い機会なので多くの会員の方が参加されることを
期待します。日時など決まり次第またお知らせします。
詳細はこちら⇒

2021年11月11日

SFPE主催の国際会議のお知らせ

第14回性能基準と性能設計に関する国際会議が、2022年3月23日から25日までオンライン開催されます。この会議は、性能的防火設計に関連する新たな問題について話し合うための国際フォーラムです。
建築に関する性能設計案の開発や承認に携わる様々な人々、すなわち技術者、建築家、設計者、行政関係者、保険会社、建設開発者、建物の所有者等、多くの方々の参加が期待されています。
また、この会議では論文発表も行われており、現在、発表申し込みの受付を行っております。発表を希望される方は、アブストラクトを準備し、お申込みください。
申し込みの締め切りは2021年12月1日です。
詳しくは< https://www.sfpe.org/pbd2022/cfa >をご覧ください。

なお、 例年この会議で行われている防火設計のケーススタディは現在課題の検討中です。詳細決まり次第、お知らせするとともに、参加者を募集しますのでしばらくお待ちください。

2021年08月30日

防火研修会のお知らせ/二酸化炭素消火設備による事故の防止に向けて

二酸化炭素消火設備が設置された駐車場等において、消火設備のメンテナンスやその他の改修工事の際などに二酸化炭素の誤放出によって死傷者の発生する事故が最近頻発しています。なぜ、こうしたリスクを有する消火設備が駐車場や電気機器室等に広範に使用されるに至ったかの経緯をはじめとして、二酸化炭素消火設備の得失、海外における使用状況、今後の事故防止対策のあり方などについて、多角的な視野から意見や情報を交換するとともに、防火技術者に正しい情報と知見を広める機会として防火研修会を企画しました。多くの方の参加をお待ちしております。
・日時 2021年9月27日 16:00~19:00
・方法 ZOOMによるオンライン開催
⇒防火研修会の詳細はこちら

2021年08月10日

SFPE支部表彰 ブロンズ賞受賞報告

2021年のSFPE支部表彰で日本防火技術者協会(SFPE日本支部)がブロンズ賞を受賞しました。
この賞は、支部のメンバー数、活動内容、外部発信、社会貢献などを年間で総合的に判断してSFPE本部から付与されるものです。日本支部は今まで、ブロンズかシルバーのいずれかを毎年付与されています。会員の皆様の活動に感謝するとともに今後も活発な活動をお願いいたします。

2021年07月28日

書籍公開のお知らせ/カプセルホテルの火災安全

最近設置数が増えているカプセルホテルの火災安全についてワーキンググループを設置し、調査研究を行ってきましたがこのたびその成果がまとまりましたので“書籍紹介”で公開します。燃焼実験など貴重な資料も含まれていますのでぜひご一読ください。

2021年06月30日

オンライン防火研修会のお知らせ/防火設計におけるリスク評価

田中哮義京都大学名誉教授が講師となって、7月27日(水)、8月31日(火)の2日に渡りオンライン防火研修会を開催します。
どちらかの参加でも構いません。奮ってご参加ください。
〇 7月27日(火) リスク基盤の耐火性能検証
〇 8月31日(火) リスク基盤の避難安全検証
⇒防火研修会の詳細はこちら