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2025年10月27日
林野庁主催セミナ-の報告/人手不足時代に求められる木材産業の火災対策
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標記セミナーが10月4日に名古屋市のポートメッセなごやコンベンションセンタ-で開催されました。セミナー開催に当たり、林野庁から日本防火技術者協会に講師派遣の依頼がありました。
セミナ-の概要は以下の通りです。
【主 催】 林野庁
【協 力】 一般社団法人 日本木工機械工業会
【講 師】 NPO法人 日本防火技術者協会 理事 小林恭一
【対象者】木材産業の事業者、木工機械メーカー及び業界団体
【趣 旨】
木材産業では、毎年約100件の火災が発生しており、特に近年、大型の製材工場や合板工場での火災も相次いでいます。これら火災の発生状況を見ると、木材加工機械からの出火が特に多いことから、工場火災の防止に向けては、木工機械メーカーを含む木材産業界全体で工場火災対策の取組を進める必要があると考えられます。
本セミナーでは、木材産業の事業者及び木工機械メーカー等を対象として、工場火災の現状について認知度・理解度向上を図るとともに、より効果的な工場火災対策の推進につながる情報・知見を業界内に広く紹介しました。
当協会に依頼された演題は「専門家から見た工場火災の特徴と課題」だったため、木材産業に限らず工場火災全般について、その特徴や対策を進める上での課題等を解説しました。
他の事業所の火災が継続的に減少傾向を続けているのに、工場火災だけは2015年以降増加傾向に転じていること、その原因として現場作業員の世代交代が疑われることなどをデータに基づいて解説すると大きな反響がありました。
セミナーに参加して、木材産業の火災リスクが高いこと、林野庁や関係者もそれに気づいていて、火災リスク低減の努力を始めていることなどがわかりました。今後は、当協会としても協力していける分野であると考えます。
【お知らせ】
日本防火技術者協会では、2026年2月に「木材産業の火災対策」をテーマにしたセミナ-を開催する予定です。会員の皆様には詳細が決まり次第お知らせしますので多数のご参加をお待ちしております。
写真:セミナ-の様子

会員専用ページ[書籍・研修会資料他]




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